発表会〜ピアノの日〜

5月14日(日)

昨日は私が運営する音楽教室の発表会part 1を開催した。今年はホール予約の都合で発表会を2回に分け、昨日はピアノで来月はヴァイオリン。
母の日の日曜ということで、舞台上には色とりどりのカーネーションを使ったゴージャスなアレンジを用意してもらい、お母様達へのプレゼントのような発表会となった。
 お花はいつもお願いしている都立大学の「シーズン花達」の栗場さんが繁忙期のお忙しい中作ってくださり、会に華を添えてくださった。
終演後に生徒達に渡すためスタンドを崩していたら、「母の日のカーネーションまだあげてなかったから良かった!」と喜んでいたお嬢さんもいたのが微笑ましかった。

発表会が近くなると、もう7年ぐらい前の出来事を必ずぼんやり思い出す。当時、ヴェトナム人の女の子が習いに来ていて、とても賢く利発的な子で、ピアノも上手だったので発表会は人生で初めてと言っていたけれどあまり心配していなかった。ドレスに着替えて同じ年齢のお友達と話したり写真を撮っているうちに緊張してしまったようで、開演前に私のところに「me ダメかも」と言いに来た。え、こんなにしっかりした○○ちゃんでも?と、私の方が動揺してしまった。
こういう時に、通りいっぺんの気休めではなく、心から大丈夫だと安心して舞台に行けるような魔法の言葉が、自分の経験値からさらっと言えるようになりたいものだ。
私自身も子供時代から緊張し続けてきて、楽屋へのエレベーターを上がったり下りたりしながら、
「今ならコンサート(コンクール)が中止になるくらいの、関東大震災級の大地震がきてもウェルカムよ!」などと言っていた往生際悪いタイプなので「me ダメかも」の気持ちは本当によくわかる。

 さて、昨日は雨の憂鬱を吹き飛ばそうと、白いパンツに鮮やかなショッキングピンクのトップスを着て行った。ところが舞台裏が冷房で寒くなっていたためずっとカーディガンを着ていて、肝心の講師演奏の時にショッキングピンクのトップスの上に、お婆ちゃんの部屋着みたいなカーディガンを着たまま出て行ってしまった。主役は生徒達なので、私のカーディガンはどうでも良い話なのだけれどね。講師演奏はヴァイオリンの加藤えりなちゃんが一緒に弾いてくださって、素晴らしかった!

 今週はレッスンはお休みにさせていただき、ヴァイオリンの会の準備(こちらは私がピアノ伴奏なので練習が、、、)をしながら、週末にある通訳演習に向けて準備も頑張る1週間。